患者さんたちの病を治したい、退院する笑顔を見たい…青雲の志を持ってやってきた病院という職場で、若い医療従事者たちが直面し続けたのはその理想とはかけ離れた場面ばかりでした。
これは今も現役で地域医療の最前線に立ちながら命をめぐる物語を書き続ける作家が、自らの体験をベースに書き記したリアルな診療記です。
命の終わりに寄り添い続けることで削られくじけそうになる気持ちをそっと奮い立たせてくれる安曇野の大自然と可憐な花たち。“命の終わりは敗北ではない”…若い看護師と医師が人知れず地域医療の限界と戦いながら、健気に働き成長していく姿を描くヒューマンストーリーです。