「あゆみさん、思い出したよ、全部」。レシピノートを届けたあゆみ(木南晴夏)を追いかけ、慧(高杉真宙)は、そう言った。夜空には、きれいな月が輝いていた——。
生きててくれて良かったと、涙をこらえるあゆみ。そう言って立ちすくむあゆみを、慧は思わず抱きしめる。あゆみはその腕にそっと触れ、慧が幽霊ではなく、目の前に存在していることを実感する。その瞬間、慧のスマホに藤子(瀧本美織)から電話がかかってくる。
二人が結婚することを知っていたあゆみは、「おめでとう」と祝福の言葉をかける。「私のことはもう心配しないで」。あゆみは、渉(中村俊介)にちゃんと言いたいことが言えるようになったと伝え、二人で会うのは薬膳教室の授業で終わりにしようと言い、去って行く。どうすることもできず、ただ、あゆみのうしろ姿を見つめる慧。