2001年1月。大阪の下町にあるレンタルビデオ店で、潤間さやかはのんびりと働いていた。しかし、店長の緒方から履歴書の提出を催促されたことをきっかけに、止まっていた彼女の人生が動きはじめる。
中学生の時、いじめが原因で不登校になったさやかは、卒業を拒否して「中学中退」を選択。世間体を気にする母・圭子は娘の挫折を恥じ、父の幸一は2人の緊迫した関係に踏み込もうとしなかった。そのまま数年が流れ、さやかは成人の日を迎える。
ある時、常連客が借りた映画『学校』で夜間中学の存在を知り、さやかは近くにある河堀中学夜間学級を偵察する。