文化祭当日、高熱を押して登校した間山晴は、朝宮光星に止められながらも、「最後までやり切れたら、自分のことを少しは好きになれる気がする」と参加を決意する。朝宮はその想いを尊重し、冷却シートや飲み物を用意して支えながら、「文化祭を一緒に回る体力だけは残して」と約束を交わす。
お化け屋敷が始まると、狼男役の間山は懸命に客を驚かせ、仲間や来場者から高い評価を受ける。しかし無理がたたり、体調は次第に悪化。ふらつく間山を見た朝宮は「自分を大事にしろ」と強く言い、文化祭の途中で保健室へ連れて行く。
目を覚ました間山は、自分のせいで文化祭を台無しにしたと落ち込む。だが榊や常川田は「大成功だった」と笑顔で迎え、朝宮がドラキュラ役として代役を務めて最後まで教室を支えたことを知る。朝宮は「狼男は間山のものだから」と役を奪わず、自分にできる形で仲間を支えていた。
保健室で二人きりになると、朝宮は「間山のためなら、これくらい何でもない」と語り、誰かのために行動する喜びを初めて知ったと打ち明ける。さらに兄・天から聞いた間山の過去や孤独を踏まえ、「“俺なんか”なんて、もう言わないで」と真っ直ぐ想いを伝え、優しく抱きしめる。その温もりに包まれた間山は、朝宮への想いが確かな恋へと変わっていることを実感する。
帰り道、来年こそ文化祭を一緒に楽しもうと約束し、間山は告白への答えを伝えようと決意する。しかし、その言葉を遮るように朝宮は「俺のことは、好きにならなくていいからね」と告げる。思いがけない一言に、間山は言葉を失い、二人の恋は新たな局面を迎える。