朝宮光星から突然告白された間山晴は、朝宮の「好き」が本気なのか、それとも友達としての好意なのか答えを出せずにいた。それでも朝宮は毎朝校門で待ち、間山のために購買のパンを買い、付箋で「好きなところ」を伝え続けるなど、変わらぬ愛情を向ける。
朝宮と一緒に過ごす時間が増えるにつれ、間山は彼の優しさや誠実さに少しずつ心を開いていく。しかし、人気者の朝宮の友人である榊や常川田と関わることに気後れし、「自分とは住む世界が違う」と距離を感じてしまう。
体育の授業では、朝宮が間山を独占するような行動を見せ、榊が冗談で間山に近づくと露骨に嫉妬する。さらに、ベランダで朝宮は「まだ、遠い?」と間山を優しく抱きしめ、「好き」は誰にでも向けるものではないと真っ直ぐ伝える。その想いに触れた間山は、朝宮の気持ちが本物であることを少しずつ理解し始める。
一方で、榊と常川田も間山に謝罪し、朝宮が心を許している大切な存在だからこそ仲良くなりたかったと打ち明ける。間山は初めて「一軍」「二軍」と自分で壁を作っていただけだと気付き、二人とも自然に打ち解け、文化祭実行メンバーとして一緒に活動することになる。
帰り道、朝宮は「間山が嫌がることはしたくない」と本音を明かし、その優しさに間山の心はさらに揺れる。しかし、中学時代に告白をからかわれた苦い経験がよみがえり、「こんな自分は朝宮にふさわしくない」と思い込んでしまう。朝宮への想いは確かに芽生え始めている。それでも過去の傷が、間山に恋への一歩を踏み出させてはくれなかった。