一良は周弥とは付き合えないこと、そしてひとつだけ謝りたいことがあると伝える。それは過去に、周弥が家を空けたほんのわずかな時間に、自分が突然姿を消したことだった。その日、周弥の家で帰りを待っていた一良は、帰宅の遅さを心配して駅に向かった。そこで、周弥が本命の男・豊と揉めている場面に出くわしてしまう。豊から一良との関係を問われる周弥。一良はその会話を最後まで聞いていられず、その場を去ったのだった。
なぜあの日に一良がいなくなったのか、理由が分からなかったと語る周弥。初めてその理由を知り、「自分と別れて正解だった」と自嘲する。周弥は最後に「別れてくれ」と言ってほしいと願い、一良はその想いに応える。過去を清算し、店から去ろうとする一良を呼び止める周弥。その時、店の奥から慶伊が姿を現し――。