小学校のマラソン大会まで3カ月に迫ったある日。楓(吉川愛)は岩田(髙松アロハ)に誘われ、舗装された河川敷の遊歩道をランニングしていた。並んで歩く仲良し老夫婦や本格的にランニングをこなす男性、子ども向けのキャラクターがプリントされた派手なハンドタオルを持つ“ウォーキングママ”ら、いつもこの河川敷で会う顔なじみの面々と楽しそうに挨拶を交わす岩田を楓は笑顔で見つめる。やがて、遅れてきた四季(綱啓永)とも合流し、土手で休息をとる3人だったが、その様子を橋の上から見下ろす怪しい人物が…。楓は、最近頻繁にかかってくる非通知の無言電話の件を2人に相談。岩田は不審者のもとに駆け出すも、すんでのところで取り逃がしてしまう。楓のことを心配する岩田と四季…不穏な空気が3人を包むのだった。
1週間後――。いつものように河川敷を走る岩田は、男性と青年が言い争っている現場に遭遇する。膝から崩れ落ちる青年を介抱する岩田だったが、なんと彼の腹部にナイフが突き刺さっていて…。岩田は、土手の上にいて、事件の一部始終を見ていた“ウォーキングママ”に救急車を要請するが、なぜか彼女は何も言わずに立ち去ってしまう。やがて、刑事の我妻(吉沢悠)と城之内(大朏岳優)がやってきて安心する岩田だったが、あろうことか被疑者として現行犯逮捕されることに…。
逮捕直前に、岩田が楓に送った【おんな】【きえた】【さがして】というショートメッセージ、楓と四季との面会で岩田が語った《消えた女》の服装、楓と四季が河川敷で聞き込みをしても、誰も“ウォーキングママ”のことを知らないという事実…。これらの謎をもとに、祖父(奥田瑛二)はお香の煙の向こうにいったいどんな物語を見るのか――? そして楓たちは、無事に岩田の容疑を晴らすことはできるのか!?