あの夏、なんでもない会話が、やけに忘れられなかった。
7月の、とある休日。親戚の少年を一日預かることになったササキ(エバース・佐々木)と、友人のマチダ(エバース・町田)は、またしても少年を見失ってしまい二人は祭り会場を捜し回る。
その頃、迷子の少年に声をかけたのは祭りを巡回するウサギ(ロングコートダディ・兎)とドウマエ(ロングコートダディ・堂前)。祭り本部へ連れて行こうとするが、警戒する少年は動こうとしない。そこでドウマエが持ち出したのは、謎の遊び“だるまさんが転んだ2”。 ウサギを巻き込み、少年との距離を縮めようと奮闘する。やがて少年を祭り本部へ送り届け、別れ際に“あるモノ”を手渡して―。
祭り本部では、設営を終えたエース(バッテリィズ・エース)が、神主のジケ(バッテリィズ・寺家)に労われていた。少年とヨーヨーで遊び始めるエースだったが、マナーをたしなめられたことから話はなぜか神社の作法をめぐる説教へ。そこへササキとマチダが駆けつけ、三人はようやく再会。送り出すエースもまた、少年に“あるモノ”を託す。
無口な少年。頼りない大人二人。
たった一日のはずだった三人の夏は思いがけない終着点へ。
三人が過ごした、どうでもよくて忘れられない一日の結末とは――。