葉子は刑務官の田端から、炊場で長時間働く受刑者たちの「延長食」で彼らをねぎらいたいと相談を受け、ドーナツの提供を思いつく。予算削減を進める入江の反対に遭うが、低コストの豆腐ドーナツを考案する。一方、私生活では就職が決まらない娘・灯の外泊が増え、葉子は親としての不安を募らせていた。ある日、延長食のドーナツが特別待遇だとして他の受刑者たちの不満を招き、刑務所内でトラブルが発生、規律の乱れを問題視した入江は延長食を中止する。さらに葉子は、灯が隠れて元夫・宏志に悩みを相談し、一人暮らしを希望していると知り、娘との距離を感じるようになる。そんな中、葉子は受刑者・梅川から息子との思い出の味である甘いドーナツについて聞かされる。杉山の助言もあり、葉子は受刑者全員に提供できる「あんこドーナツ」を考案。「砂糖にはリラックス効果があり、受刑者同士のトラブル防止にもつながる」と入江を説得し、献立として採用させる。調理当日、ガスコンロが故障するトラブルが発生するが、梅川の機転で炊飯器で小豆を炊いて完成させ、受刑者たちは久しぶりの甘味を喜ぶ。その夜、葉子は刑務官の瀬下や看護師の橋本らと祝杯をあげる。同席する杉山は、かつて担当した元受刑者からの感謝の手紙を示しながら「人は変われる」と語り、出所する梅川にも励ましの言葉を送る。しかし梅川の出所後、炊場だけにドーナツが配られていたのを他の受刑者に漏らしたのが梅川だったと判明、さらに梅川が暴行致傷容疑で再逮捕されたと報じられ、葉子は更生の難しさという厳しい現実を突きつけられる。