密輸や偽造パスポート、人身売買、テロー。国際犯罪が巧妙化・深刻化の一途をたどる中、それらを水際で防ぐ“国の最終防衛ライン”となる空港の入管と税関。
ここ数年、訪日外国人が急増し、その現場はかつてない困難を極める中、迅速かつ一括対応を可能にするべく縦割り構造を排除した内閣官房直属のスペシャルユニットが発足した。その名は「GATE24」(Global Airport Task Enforcement)。
しかし、現実はその壮大な構想とは程遠く、多様な省庁の管轄が複雑に入り組む空港の中で各省庁からの協力を得られず、現場からも“腫れ物”扱い。
さらに「GATE24」に割り当てられたのは、メインゲートから遠く離れた空港の隅で、臨時便や小型便ばかりを扱う小さな審査ブース。その存在は空港審査の補欠のようで…。
そんな厳しい状況下で始動した「GATE24」が、法律や制度、人情が激しく交錯する審査の現場で衝突しながらも組織の壁を越え、次第に日本の境界線(ボーダー)に立つプロフェッショナルとして成長していく。